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オープンジョー、ストップオーバーとは?周遊旅行や途中降機を活用したANA国際線の特典航空券のテクニックと裏ワザ!

オープンジョー、ストップオーバーとは?周遊旅行や途中降機を活用したANA国際線の特典航空券のテクニックと裏ワザ!

  • オープンジョーのことを知りたい
  • ストップオーバーって何?
  • 国際線の特典航空券のテクニックを知りたい

このような方に向けた記事となります。

 

こんにちは!sasasanです。

陸マイラーになってマイルが貯まってきたら特典航空券を利用してお得に旅行が出来るようになります。

大多数の方は恐らく単純往復を利用していると思います。(私もほとんどがこのケースです笑)

しかし、ANAの特典航空券には色々なルールがあり、そして単純往復ではないお得な旅程もたくさんあるんです。

 

その中の1つとしてオープンジョーを活用した方法があります。

そしてもう一つ、ストップオーバー。途中降機とも言います。

実はこれら2つを活用すると、通常の単純往復ではできないような旅程を組むことが出来るようになるんですよ!

ちょっと複雑なルールなのですが、これを覚えておくのと覚えていないのではかなりのお得を逃してしまうので、しっかりと覚えてほしいものとなります!

本日は特典航空券におけるオープンジョー、ストップオーバーについて解説していきます。

 

オープンジョーとは?

オープンジョーというのは、出発地または目的地あるいは両方で地上交通機関を利用した旅行が含まれる旅程のことをいいます。

簡単に言うと、通常の往復というのはA→B、B→Aとなるわけなのですが、

  1. A→B、B→C(出発した場所と帰ってきた場所が異なる)
  2. A→B-移動-C→A(行った先で移動して違うところから戻ってくる)

このようなケースの旅程はオープンジョーとなります。

そして1と2を組み合わせたようなものもありますね!個別に見ていきましょう。

1.往路の到着地と復路の出発地が異なるケース

ロサンゼルスで遊んでから、サンフランシスコでも遊びたい!そしてそのまま帰りたいんだけど!!

こんなケースありませんかね?

一般的な単純往復の場合、東京-ロサンゼルス-東京となります。なのでサンフランシスコで遊びたい場合は、サンフランシスコに行って遊んで、またロサンゼルスに戻ってきて帰るという感じになると思います。

しかし、オープンジョーであれば往路の到着地(ロサンゼルス)と復路の出発地(サンフランシスコ)が異なっていてもOKとなるわけです。

ちなみに図ではバスになっていますが、ここは違う航空会社の飛行機で移動してもOKとなります。

なぜこれでいいのかというと、「同一エリア内」なら異なっていてもOKというルールがあります。エリアの区分けはこちら!

エリア1北米、ハワイ等
エリア2欧州、中東、アフリカ等
エリア3日本、韓国、中国、東南アジア、南アジア、南西太平洋等

ただ同じエリア内であっても、Zoneが異なる場合は必要マイル数が変わってきてそれぞれの国の必要マイル数を合算して1/2をします。

【例】

  • 「東京-韓国-上海-東京」→同一エリア内なのでOK
  • 「東京-韓国-パリ-東京」→エリアが異なるのでNG

このようになりますね!

同じエリア内で周遊してみたいという時は、このような特典の取り方をすることが可能です!

2.往路の出発地と復路の到着地が異なるケース

東京に住んでるんだけど、旅行の帰りは実家の大阪に行きたいんだよね~~

こんなケースありませんかね?

「東京-上海-大阪」

これもオープンジョーとして特典航空券の発券が出来るようになっています。

また、このようなルールもあります。

  1. ANA国際線は国内の区間は2回まで(3区間)乗継が可能
  2. スターアライアンス便の場合の国内の区間は2回まで(3区間)乗継が可能
  3. 国際線の区間は2回まで(3区間)乗継が可能

上記の1に注目してみましょう。

上図は「東京-上海-大阪」となっていますね。

ANA国際線は国内の区間は2回まで(3区間)乗継が可能なので、下記のように更に追加することもできます。

「東京-上海-大阪-福岡

上記は復路で2回の乗継を付けていますが、往路でも2回の乗継を付けることだって出来ちゃいますよ!

名古屋-東京-上海-大阪-福岡

こんな感じですね。

ちなみにこちらは国内(日本から出発して戻ってくるパターン)ですが、往路の出発地と復路の到着地が海外の場合でも、特典航空券を発券することは出来ます。

海外でも、同一国内であれば異なっていてもOKということです。ただし、下記は注意してください。

  • 香港と中国、香港とマカオは別の国の扱い
  • アメリカとカナダは同一国の扱い
  • ヨーロッパ内のみの旅程除いて、ヨーロッパは同一国扱い
  • スカンジナビア内のみを除き、デンマーク・ノルウェー・スウェーデンは同一国扱い

 

上記のどちらも当てはまるケース

最後に先ほど紹介した1と2を組み合わせたケースももちろんOKです!

出発地と戻ってくる場所が異なり、且つ滞在先も異なるケースですね。

そしてこちらのケースであっても、国内区間に2回の乗継を付けることももちろん可能となります!

ちなみにすべて異なる場合はダブルオープンジョーなんて言ったりもします。

オープンジョーのメリットについて

オープンジョーのメリットですが、大まかに2つあります。

  1. 複数都市での周遊が出来るようになる(マイルの節約にもなる)
  2. 単純往復で特典航空券が取れなかったとしても、取れるケースもある

まず1についてですが、単純往復の場合よりも海外で同一エリアであれば周遊することが出来るようになります。

要は観光先が増えるということですね!

1つの都市だけで満足できない場合などは、オープンジョーを活用することで旅行の幅が広がります。

また、国内線の乗継も可能なので地方在住の方にとっても非常にありがたい制度となっています。

そして2つ目ですが、一番理想なのは単純往復で特典航空券が発券できればいいのですが、繁忙期の場合なかなか難しいケースもあります。

羽田発の往復で空きはないが、復路のみあるなんてこともあります。

この場合、往路を国内の違う都市(大阪など)で空きがあって、且つ目的地も経由すれば行けるなんて言うケースとかもあったりするんですよ!

ストップオーバー(途中降機)とは?

ストップオーバーとは目的地へ向かう途中の乗継ぎ地で24時間以上滞在することを一般的に言います。

逆に24時間以内であれば、乗継ぎ(トランジット)となります。

ただし、航空会社によって多少規定が異なります。例えば24時間未満であっても、空港の外に出たり、乗継ぎ中に日付を跨いだりするとストップオーバー扱いとなるものもあります。

ちなみにANAの場合、ANA国際線の特典でANA運航便の場合は利用が出来ないです。

その代わりスターアライアンス特典(提携航空会社特典航空券)の場合であれば、目的地以外に1回のみ利用することが出来ます。

  • ANA国際線特典航空券:ストップオーバー利用不可
    (ただし、海外発の途中降機は目的地以外に1回のみ可能)
  • 提携航空会社特典航空券:目的地以外に1回のみ可能

例えば、このようなルート。

【羽田-フランクフルト(途中降機)-ロンドン-羽田】

ロンドンが目的地なのですが、フランクフルトでもちょっと遊んでいきたい!という場合、ストップオーバーを利用することで実現出来ます。

これは国際線で1つ提携航空会社特典航空券(この場合ルフトハンザ航空)を入れることで、ストップオーバーが出来るようになっています。

羽田-ロンドンの同時期での単純往復の場合と比較してみましょう。

5,000マイルと諸税で14,540円を追加するだけで、フランクフルトを追加で旅行が出来ちゃうというわけです。

更にこのストップオーバーですが国内区間でも利用が可能です。

この場合だとフランクフルトは乗継ぎ(トランジット)として扱い、羽田がストップオーバー(途中降機)となります。

そして「羽田-沖縄」はしばらくあいたところで予約をしています。

片道分の「羽田-沖縄」がこれで確保できるという感じです!

あとは復路の「沖縄-羽田」を片道マイルで取るとか、有償で取れば沖縄旅行がお得に追加できるようになっています。

国際線区間での乗り継ぎルールについて

国際線区間での乗り継ぎですが、1つルールがあります。

乗り換え地点には、制限があります。(世界一周の旅程は除く)

【エリア一覧】

エリア 1北米・中米・南米、ハワイなど
エリア 2欧州、中東、アフリカ、ロシア(ウラル山脈以西)など
エリア 3日本、韓国、中国、東南アジア、南アジア、南西太平洋、ロシア(ウラル山脈以東)など

ANAは3つのエリアに分けていて、これらの組み合わせによっては乗換が出来ないケースが出てくるんです。

【乗り換え制限のある地点】

出発地/目的地エリア 1エリア 2エリア 3
エリア 1エリア 2、エリア 3エリア 3エリア 2
エリア 2エリア 3エリア 1、エリア 3エリア 1
エリア 3エリア 2エリア 1エリア 1、エリア 2

例えば、日本(エリア3)を出発して、パリ(エリア2)に行く場合、アメリカ(エリア1)を経由していくとかはNGとなります。

ストップオーバーを利用したANA国際線特典航空券の醍醐味!2つの旅程を組み合わせて3つの旅程にする!

先ほどは基本的なストップオーバーの一例を紹介しました。とても便利ですよね!

でもそれだけじゃ、勿体ないんです(笑)

実はこのストップオーバーを活用して2つの旅程を組み合わせて3つの旅程にすることも可能なんですよ!!

では更にここで一工夫してみましょう。

ちょっと手間な乗継ぎがありますが、「那覇-羽田-福岡-グアム-福岡-羽田」という旅程を組みます。

ベースは羽田から福岡を経由したグアム旅行みたいな感じですね!

ここでもストップオーバーを活用していて、12月13日の羽田着のところがストップオーバーです。

福岡-グアムの往復がユナイテッド航空を利用しているからストップオーバーが利用できるようになっています!

※ちょっと日程的にキレイに取れるのがここだったので、タイトですが実際はもっと先に設定することももちろん可能です。

先ほどのロンドン旅行ですが、羽田-沖縄の片道が残っていましたよね??

それをこのグアム旅行に合わせると沖縄-羽田の片道が組み合わせて沖縄旅行が出来るようになります!!

分かりやすいように図解を見てみましょう!

こんな感じです。

ロンドン旅行とグアム旅行の2つの旅程にそれぞれストップオーバーを利用して、おまけの沖縄をそれぞれに付けることによって、間で沖縄旅行を楽しめるというわけです!

 

実はこのストップオーバーで国内線を追加するテクニックですが、予約できるのは国際線のルールである355日前からとなります。

感のいい方はここで恐ろしいことに気づくと思います。

国内線の特典航空券の開放は年に2回あります。それも大体半年後ぐらいまでですよね?

それがこのストップオーバーを利用することで、更にその先の国内線までも予約が出来てしまうということなんですよ。

このテクニックについては、下記のエントリーにまとめてあるのでよかったらチェックしてみてくださいね!

 

まとめ

普通に旅行をしているとなかなかこのようなルールがあることを知っている人はあまりいません。

更にオープンジョーもストップオーバーも色々とルールが複雑だったりもします。

 

しかし、これらをうまく活用することで更に旅程の幅が広がったり、今回のケースのような2つの旅程を合わせて3つの旅程にすることだって可能になります。

更にマイルの節約にも繋がりますよね!

一生懸命貯めたマイルは少しでも節約をしてお得に旅行を楽しめるようにしていきましょう!!

 

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