JAL国際線特典航空券PLUS導入でルールが変更!JAL国際線特典航空券は取れない!?【改善!改悪?】
- JAL国際線特典航空券PLUSの詳細
- 特典航空券の新しいルールは改悪なのか?
- 国際線特典航空券の取りやすさとは?
このようなことを知りたい人のための記事です。
おはようございます。sasasanです。
2018年、JALより国際線特典航空券のルール変更が発表されました。
これかなりのルール、条件が変わります。
新ルールとなる「JAL国際線特典航空券PLUS」というものが導入されました!!
皆さんが気になるのはルール変更によって以前よりも、利便性が増す(改善)なのか、改悪なのか?というところです。
というわけで本日はJAL国際線特典航空券PLUSの詳細、メリットとデメリット、国際線特典航空券のルールなども解説していきたいともいます。
マイルはこうやって貯める!
ANAマイルとJALマイルは簡単に貯まる!私が実践している方法を大公開!
JAL国際線特典航空券PLUS導入によるルール変更について
まず、以前のJAL国際線特典航空券のルールと新しく導入されるJAL国際線特典航空券PLUSについての違いからみていきましょう。
ちなみにJAL国内線特典航空券の変更は今回ありません。
JAL国際線特典航空券、2018年までと現在(PLUS)のルールの違い
2018年までのルール | JAL国際線特典航空券(PLUS) | |
旅行形態 | 片道・往復(日本発、海外発、海外発日本経由旅程*1)、 オープンジョー(行きの到着地と、帰りの出発地が異なる旅程) | 片道・往復*1(日本発、海外発)、 オープンジョー(行きの到着地と、帰りの出発地が異なる旅程) |
利用区間 | 往路・復路それぞれ 国際2区間、国内1区間まで | 往路・復路それぞれ 国際1区間、国内1区間まで |
利用クラス | 異なるクラスの組み合わせ可 | エコノミー・プレミアムエコノミー・ビジネスクラス: 異なるクラスとの組み合わせ可 ファーストクラス:異なるクラスとの組み合わせ不可(ファーストクラスとの組み合わせのみ可) |
必要マイル | エリア・クラスごとに設定 | 路線・クラスごとに設定 エコノミー・プレミアムエコノミー・ビジネスクラスは、PLUSを導入 *2 |
キャンセル待ち | 可 | エコノミー・プレミアムエコノミー・ビジネスクラス: 不可 ファーストクラス:可 |
予約変更 | 可 | 不可 *3 |
有効期限 | 旅行開始日から1年間(特典発行日から1年以内に旅行を開始することが必要) | 予約便に限り有効 |
*1海外発日本経由旅程は廃止いたします。
*2ファーストクラスは、PLUSの対象外です。
*3予約を変更する場合は、ご手配済みの特典航空券を取り消し・払い戻しのうえ、新たにご希望の旅程でご手配ください。特典航空券の払い戻し時は、3,100円(税込)*の払戻手数料を申し受けます。
*日本以外の地区は3,100円相当額
なお、現在は特典航空券手配後の同一区間の上位クラスへの変更は、払戻手数料をいただかずに手配を承っていますが、PLUS開始後は、払戻手数料を申し受けます。
結構変わりますね。
JAL国際線特典航空券PLUS導入開始は2018年12月予定となっています。
ルール変更1:海外発日本経由旅程は廃止、利用区間は国際1区間に改悪です
新ルールでは、海外発日本経由旅程ができなくなります。
また、利用区間は国際2区間だったものが1区間に減ります。
これは改悪ですね。
ルール変更2:利用クラスの混在はファーストクラスのみ不可へ
これは改悪のようですが、個人的には大きな改悪ではないと思います。
今までだと往路:ビジネス、復路:ファーストというようにクラスを混在させて発券ができました。
しかし、新しいルールではファーストを含む場合は混在不可となります。
正直ファーストクラスを利用されている方にとっては改悪ではありますが、一般の方であればそんなに利用する機会はありませんので大きな影響はありません。
また、JALの特典航空券は往復で取る方法と片道ずつ取る方法があります。
片道ずつ取る方法であれば、往路:ビジネス、復路:ファーストという取り方はOKです。
あくまで往復で取る場合がNGとなります。
繁忙期の場合、取得できる日程というものが決まっており往復で取るよりも片道ずつ取る方が特典航空券を発券できる確率は上がりますので往復での条件変更というのはそこまで気にする必要はないですね。
ルール変更3:キャンセル待ちはファーストクラスのみ利用可能!
これは改悪ですね。
今回のPLUSの導入で即時予約が変動マイルで可能になるということは、キャンセル待ちという制度が意味を正直なさなくなるということでもあります。
あと、複数のキャンセル待ちを入れておいて落ちてきたものをGETするというテクニックが利用できなくなります。
そして今までよく利用した方法としては、ANAとJALで両方で待ちを入れておいてどちらかで落ちてきたものをGETするというのもできましたがそれもできないですね。(キャンセル手数料がかかるようになる)
それとキャンセル待ちって上級会員が優遇されていましたが、キャンセル待ち自体がなくなるというのは上級会員としてのメリットが少し減ってしまったということでもあるわけです。。。
ルール変更4:国際線特典航空券の予約変更はできない!
これ個人的に一番いやな改悪です(笑)
実は今までの特典航空券の場合、片道ずつ予約を入れておいて特に復路便を希望日程まで少しずつ予約変更をかけていくというテクニックがありました。
これもできなくなります。
この場合、一度キャンセルとして再度取り直しになるので払い戻し手数料が3,100円がかかってくるようになります。
これ一人ならそこまで気にならないんですが、我が家の場合4人分となります。
往復ともに変更したい場合は、24,800円かかります(笑)
こうなってくると、確実に旅程を決めておかないといけないということになりますね。
ルール変更5:必要マイル数は予測残席に応じて変更するJAL国際線特典航空券PLUSが追加
今回JAL国際線特典航空券のルールの中で一番の変更点がこちらです。
従来のJAL国際線特典航空券に加えて、JAL国際線特典航空券PLUSが追加されます。
上記はホノルルエコノミークラス(片道)の例となります。
基本マイル数自体は変更がありませんが、日程や予約時点の座席状況によりマイル数が上がっていきます。
必要マイル数が増える代わりに今までキャンセル待ちだったような日程でも予約できる可能性が高くなるというわけです。
では必要マイル数がどのくらい増えるのかというとこちら。
JAL国際線特典航空券PLUS:エコノミークラス(片道)
エリア | 基本マイル数 | PLUS利用時 *1 |
韓国 | 7,500 | ~ 34,000 |
アジア1 | 8,500*2 | ~ 78,000 |
グアム | 10,000 | ~ 59,000 |
アジア2 | 12,000*2 | ~ 93,000 |
オセアニア | 18,000*2 | ~ 74,000 |
ロシア | 17,500 | ~ 128,000 |
ヨーロッパ | 23,000*2 | ~ 141,000 |
ハワイ | 20,000 | ~ 114,000 |
北米 | 25,000 | ~ 135,000 |
JAL国際線特典航空券PLUS:プレミアムエコノミークラス(片道)
エリア | 基本マイル数 | PLUS利用時 *1 |
韓国 | - | - |
アジア1 | 15,000 | ~ 79,000 |
グアム | - | - |
アジア2 | 25,000 | ~ 94,000 |
オセアニア | 25,000 | ~ 84,000 |
ロシア | 25,000 | ~ 137,000 |
ヨーロッパ | 35,000 | ~ 152,000 |
ハワイ | 30,000 | ~ 123,000 |
北米 | 32,500 | ~ 144,000 |
JAL国際線特典航空券PLUS:ビジネスクラス(片道)
エリア | 基本マイル数 | PLUS利用時 *1 |
韓国 | 18,000 | ~ 48,000 |
アジア1 | 24,000 | ~ 99,000 |
グアム | 22,500 | ~ 90,000 |
アジア2 | 40,000 | ~ 246,000 |
オセアニア | 40,000 | ~ 181,000 |
ロシア | 40,000 | ~ 261,000 |
ヨーロッパ | 55,000 | ~ 391,000 |
ハワイ | 40,000 | ~ 224,000 |
北米 | 50,000 | ~ 394,000 |
*1基本マイル数に追加のマイル数を加えた合計のマイル数を掲載しています。なお、掲載のマイル数はPLUS利用時の最大のマイル数です。
PLUS利用時の路線ごとの最大のマイル数は2018年9月頃にお知らせします。
最大マイル数が
インフレ起こしてるよ。。。
エコノミークラスでハワイの片道は最低必要マイル数が20,000マイルとなります。
それが最大114,000マイルまで段階を追って増加します。
往復の場合、40,000マイルで行けたのが228,000マイル必要になる可能性が出てくるわけです!
JAL国際線特典航空券PLUSは改悪なのか?確実に特典航空券が予約できるから改善!!
ではJAL国際線特典航空券PLUSは改悪なのかどうなのか?
仮にハワイに家族4人で行くとなると40,000マイル×4人分=160,000マイルで今まではOKでした。
それが最大時は912,000マイル!!!!Oh.....
流石に最大マイルで予約を取ろうとは思いませんが、いくら陸マイラーでマイルをバンバン貯めているからといってもこのマイル数は流石に厳しいですね(笑)
ちなみにハワイの特典航空券で家族4人分を取るのは結構難易度高いです。
人気路線の為、争奪戦となります(笑)
ただ裏を返せば、家族4人分でも追加マイルを払えば特典航空券を発券できる可能性が非常に高くなる!
実は以前の場合、特典航空券の枠が埋まってしまった場合は空席待ちをしてキャンセルが出て更に自分に回ってきたときのみ利用が出来ました。
でもほとんどキャンセルから回ってくることはありません(笑)
それはJALの会員システムがあり、上級会員ほどキャンセル待ちで優遇されるからなんですよ。
つまり、JALマイルを大量に保有している人ほど確実に特典航空券を確保することが出来るようになったのがJAL国際線特典航空券PLUSなんですね!
また、キャンセル待ちができないという点も特典航空券の確保という部分において改善といった感じとなります。
今までの制度の場合、キャンセル待ちをしつつ複数の予約を入れておくというユーザーが結構います。
そういった方が今後はかなり減るようにしたというのが今回の新制度でもあります。
特典航空券の確保=即時発券となるわけなので、旅行の日程も即確定します。
特典航空券の必要マイル数によっては、eJALポイントが優勢の場合も出てくる!
必要マイル数が予測残席に応じて変更するJAL国際線特典航空券PLUSの導入により、状況によってはめちゃくちゃ必要マイル数が上がります。
必要マイル数が大幅に上がる場合、マイル単価が著しく下がるわけです。
この場合、eJALポイントを活用した方がいいケースというのが出てきますね!
fa-check
eJALポイントの基礎知識
- eJALポイントは10,000JALマイル➡15,000eJALポイントへ交換が可能
- eJALポイントはJALの有償航空券の購入ができる
- eJALポイントはFOP、JALマイルが貯まる
実はANAでも一部の時期、場所によってはスカイコイン(eJALポイントと同じような制度)の方が有効な場合というものがあります。
それと同じような現象がJALでも起こりうるということです。
自分が行きたい時期の必要マイル数を確認して、同時にその時期の有償航空券の値段も合わせて確認していく必要がありますね!!
人によって多少費用が掛かってもeJALポイントで有償航空券の方がいい場合もあります。
特典航空券の確保というのは、マイル数の高騰でどこまで取得率が変動するのかは分かりませんが有償航空券の方がやはり高確率で購入が可能です。
その場合にはeJALポイントも候補となってくるわけですね!
JAL国際線特典航空券PLUSでは路線によっては必要マイル数が減ったところもある!
今回の新ルールで一部路線のエコノミークラスで基本マイル数が減る路線があります。
下記一覧にまとめましたので、見ていきましょう!
路線 | 旧基本マイル数 | 新基本マイル数 | 差分 |
高雄 | 10,000マイル | 8,500マイル | -1,500マイル |
クアラルンプール | 17,500マイル | 14,500マイル | -3,000マイル |
ジャカルタ | 17,500マイル | 15,500マイル | -2,000マイル |
シンガポール | 17,500マイル | 12,000マイル | -5,500マイル |
ハノイ | 17,500マイル | 13,000マイル | -4,500マイル |
ホーチミンシティ | 17,500マイル | 13,000マイル | -4,500マイル |
シドニー | 20,000マイル | 18,000マイル | -2,000マイル |
モスクワ | 20,000マイル | 17,500マイル | -2,500マイル |
パリ | 27,500マイル | 26,000マイル | -1,500マイル |
フランクフルト | 27,500マイル | 23,000マイル | -4,500マイル |
ヘルシンキ | 27,500マイル | 23,500マイル | -4,000マイル |
ロンドン | 27,500マイル | 26,000マイル | -1,500マイル |
シンガポールが最もマイル数が減っていますね。
対象路線によく行く利用者にとってはかなり改善なんじゃないかと思います。
まとめ
人によって今回JAL国際線特典航空券PLUSのルール変更での改善、改悪というのは変わってきます。
- 予約変更不可
- キャンセル待ち不可
このあたりがかなり影響がでかいかなと思います。
そして今回の一番のポイントである「必要マイル数の変動」。
正直最大値まで上昇した場合、陸マイラーとしてガンガンマイルを貯められたとしても我が家の場合だとかなり厳しいですね。
しかし、現在の方がマイルによるJAL国際特典航空券の予約できる確率は飛躍的に上がったわけです。
つまり、今後はJALマイルを大量に保有しているマイル長者ほどJAL国際特典航空券の予約が出来るようになります!
これからは更に大量のJALマイルを貯めるということが旅行に行きやすくなるというわけです。
ではどのようにJALマイルを大量に貯めれらるのかというとこちらにまとめたのでよかったら一読してみてくださいね!
pick up! JALマイルを年間17万マイル貯めたい人はこちら