ANAマイルのデメリットと落とし穴。ANAスカイコインの活用でお得になる方法。
おはようございます!sasasanです。
最もお得に旅行に行ける方法の1つが「マイルを利用した特典航空券」での旅行です。
特に陸マイラーであればほぼ無料でマイルをガンガン貯めているので、ほぼ無料みたいなもので海外旅行が出来ちゃうわけです。
しかし、時と場合によってはマイルが不利になることをご存知ですか?
そしてマイル以外でチケットを発券した方がいい場合もあります。
本日はANAマイルのデメリットとANAスカイコインのお得な活用方法を紹介したいと思います。
ANAマイルのデメリットとは?
マイルがある程度貯まってくると特典航空券で無料で旅行に行けるようになります。
しかし、最大のデメリットは特典航空券の競争率がめちゃくちゃ高いというのがあります。
皆さんが旅行に行きたい日程というのはたくさんのお休みが取れるタイミングなんじゃないでしょうか?
ゴールデンウィーク、お盆、年末年始などが多くの人がたくさんのお休みをGETできるタイミングです。
ここで特典航空券を取ろうと思うと至難の業です(笑)
特にANAの場合はJALに比べて競争率が高いので、本当に取ることが難しいのが現状です。
私は2019年のゴールデンウィークにハワイに行きたいと思って、ANAの特典航空券を取ろうと思って頑張ってみました!!
結果は撃沈(笑)
※厳密にいうと、ハワイはダメでしたが他の第二候補はゲットできた感じです。
というわけでANAマイルの最大のデメリットは特典航空券の競争率が高いということに集約されます。
ちなみに海外の場合は355日前に取ることができます。
そこまで先の予定というのは正直誰にも分からないというのもありますよね。かといって何となく予定が分かったときにはすでに特典航空券の枠は埋まっているということも非常に多いです。
平日のマイナーな国であれば、まだまだ空いているケースも多くそのタイミングにお休みが取れる方であればメリットは多いです。
ANAマイルのデメリットのまとめ
- 希望の国際線特典航空券取るなら355日前
- 競争率がめちゃくちゃ高い
- 人気路線は特にヤバい(ハワイとか)
ANAスカイコインの優位性!マイルよりも有効に使える場合もある
マイルによる特典航空券の枠がすでに埋まってしまった場合ですが、そんな時は有償チケットで行くぐらいしか方法はありません。
そんな時に重宝するのが「ANASKYコイン」です。
ANASKYコインとは?
- 「ANA SKY コイン」は、以下の対象商品のお支払いに10円単位(10コイン=10円分)ご利用できます。
- ANAホームページで航空券や旅行商品(国内ツアー・海外ツアー)のお支払いにご利用できる電子クーポンです。
- 「ANA SKY コイン」の有効期間は交換月より、12カ月目の末日になります。
- 貯めたANAマイルをANAスカイコインに交換することができます。10,000ANAマイル~
- 1ANAマイル=1ANAスカイコインの価値となります。
簡単にまとめると、1スカイコイン=1円でANAの航空券、旅行商品に利用できる専用通貨みたいなものという認識でいいです。
そしてこのANAスカイコインですが、マイルで特典航空券を発券するよりもお得なケースがあります。
というわけで一例を紹介したいと思います。
家族4人で東京から香港に旅行に行く場合
では東京ー香港の往復を一例としてみましょう。
仮に11/23~11/26という日程で家族4人(大人2人、子供2人)香港に旅行に行ったとします。
ANAマイルで国際線特典航空券を利用した場合
ANAマイルで特典航空券で行く場合ですがこんな感じです。
- 1名20,000ANAマイル+13,190円(各種税金、燃油特別付加運賃)
- 4人だと80,000ANAマイル+52,760円
ANAマイルを利用した場合でも税金と燃油特別付加運賃はかかってきます。
では次に普通に航空券を発券した場合を見てみましょう。
普通に航空券を発券した場合
次に普通に航空券を発券した場合はこのようになります。
こちらは最安値の値段となります。(キャンセル不可のチケット)
こちらはチケット代、各種税金、燃油特別付加運賃すべて込みの家族4人の値段で166,440円となります。
家族4人の場合だと166,440円がかかってきます。
最安値でも16万円となり、マイルを利用した場合は80,000ANAマイル+52,760円と比べてみてもマイルを利用した方がお得なようにも見えます。
ANAマイルをスカイコインに交換して航空券を発券した場合
ここで先ほど紹介したスカイコインを利用した場合はどうなるのでしょうか?
ANAVISAゴールドカードを持っている方であれば、ANAマイルをスカイコインに交換した場合は最大1.6倍となります。(※上級会員の場合だと最大1.7倍。)
ではスカイコインを利用した場合どのくらいのマイルを交換したらよいのでしょうか?1.6倍で計算してみましょう。
104,025マイル×1.6倍=166,440スカイコイン(円)
(ANAマイルからスカイコインに交換する場合、10,000マイル単位となりますがここでは単純計算としてこの条件は無視することにします(笑))
104,025ANAマイルがあれば有償チケットが購入することが可能です。
特典航空券を利用した場合とスカイコインを利用した場合の比較はこうなる!
上記2つのケースでかかってくるマイル、費用をまとめるとこうなります。
- マイルで特典航空券の場合:80,000ANAマイル+52,760円
- スカイコインで有償チケットの場合:104,025ANAマイル
このようになります。
約24,000マイル少ないが52,760円かかる方がいいのか、24,000マイルを追加して有償チケットの方がいいのかということです。
そしてスカイコインの場合ですが有償チケット扱いなのでANAマイルも貯まります。
1,822ANAマイル×4人分=7,288ANAマイル
つまりANAマイルをスカイコインに交換した場合、実質16,712マイルだけ上乗せすればよいということになります。
16,712ANAマイル=52,760円のどちらに価値があるのかということを考えればいいわけです。
この場合1マイル単価=3.15円となるので結構お得にマイルを活用できるというわけです。
私の場合ですがプラチナ会員なので1.7倍計算をするとこんな感じです。
166,440÷1.7-7,288=90,618ANAマイル
実質10,618ANAマイルを上乗せするだけでOKになるというわけです。この場合、1マイル単価=約4.96円。
この単価であればスカイコインを利用したとしても十分価値が出てきます。
マイルで特典航空券を予約するのと、ANAスカイコインを利用するのはどちらがいいのか?
今回は東京からの香港での例を取り上げました。
という声が聞こえてきそうですが、そう簡単ではありません。全部が全部このようなケースに当てはまらないからなんですね。
マイルというものの価値をどのように考えているのかによって、スカイコインを利用した方がいいのかよくないのかというのもあります。
そして行く国によってはやはり特典航空券を利用した場合の方がお得になります。
スカイコインを利用した方がいいケースとしては、比較的近距離路線だと今回のようなケースが出てくることが多いです。
大体のところは、特典航空券を利用した方がお得なことが多いです。
- 特典航空券の予約が取れない場合
- 先の予定がなかなか組めない場合(特典航空券の枠がすでにない)
このような時にうまくスカイコインを利用するというのがいいかもしれませんね!
多少損はするかもしれないけど、どうしても行きたい!という時も結構あります。
なので行きたい国、日程がある程度決まった段階で特典航空券で予約をした方がいいのか、有償で予約をした方がいいのかというのを一度計算することをおすすめします。
まとめ
実は家族で香港のディズニーランドに行こうということになり、このテクニックを利用してチケットを発券しました(笑)
もちろん、行きたい日程ではすでに国際線特典航空券の枠はありません(笑)
そこで活用できたのがANAスカイコインというわけです。
結果的には80,000ANAマイル+52,760円かかる香港旅行が実質90,618ANAマイルで行けることになりました!!
陸マイラーなので、正直ANAマイルを貯めることは難しいことではないので10,618マイルだけ上乗せすれば52,760円掛からなくなるというのはめちゃくちゃお得です。
更に思いつきで行くことにしたので、ある程度直近であってもこの方法は有効です。
特典航空券だったらもっと前に予約しないといけないですからね。
マイルで特典航空券が最もお得!という考え以外にもこのような方法もあるというのを頭の片隅に入れておくといいですよ!!
行きたいタイミング、場所によってはこのようなケースがあるのでしっかりと比較検討するようにしてくださいね!
そしてどちらの方法でも一番大切なのは、「マイルをいかに貯めておくか」ということはやはり重要です。
マイルがなければ、特典航空券であろうがスカイコインを利用する方法あろうが何もできません(笑)
というわけで、皆さんもガンガン貯めていきましょう!
本日もありがとうございました!
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